【2020年最新版】ファイナンシャルプランナー講座を受けてすべて記事にしてみたpart1|ユーキャンの2級FP

❷ライフステージ(年代別ライフスタイル)ごとの特徴

故人の生き方が様々であるように目指すもの、目標、将来の予定もすべて異なります。ただ、年代やその家族が置かれているライフステージによっては共通するイベントもあります。

顧客から相談を受ける際にこれらの共通するイベントや必要資金について事前に知っておくことはファイナンシャルプランニングにとって具体的な貯蓄、資金改革を立てる上で大変重要です

(1)ライフステージ

この世に生を受け、学校を卒業して、家族から独立し、結婚して子供をもうけるケースでは、一般的に「就職⇒結婚⇒子供⇒教育⇒子供の独立・結婚⇒退職⇒老後」といった道をたどることが多いと思います。

このような人生サイクルに合わせて、家族の姿を独身・結婚期、家族形成期、家族成長期、家族成熟期、家族円満期、老齢期に分けたものが家族のライフステージです

(2)年代別に見たライフステージと資金・保障ニーズ

①独身・結婚期(就職、結婚の時期:20代)

学校を卒業後、親から独立(就職)して初めてのライフステージです。結婚を選択するケースでは、結婚資金を準備することが大きな貯蓄のテーマになります。また独身時代は、スポーツや旅行、レジャーなどにお金をかける事も多いでしょう。

一方で、人生の中で1番の貯蓄のチャンスと言えるのがこの独身期です。貯蓄とレジャー費用のバランスをとることが大切。

リスクマネジメントの点では、不慮の事故や病気に備えた医療保険、個人賠償責任保険への加入などのリスク対策を検討します。

②家族形成期(子供誕生、入園、小学校入学、住宅購入の時期:30代)

結婚後、子供をもうけたケースでは、子供の将来を考えた教育資金の準備を開始します。また、住宅は一生涯賃貸で暮らすか、マイホームを持つかの選択によって住宅資金も大きく変わります。

家族形成期は子供に関する教育資金や保証設計がポイントになります。教育資金の準備は保障を兼ねた「こども保険(学資)」や積立商品、死亡保障は、定期保険や収入保障保険などで準備します。一方で、子供の病気や交通事故などのリスクに対応した医療保険などへの加入も検討します。

シングル(独身)やディンクス(共働きの夫婦のみ世帯)を選択したケースでは、レジャー資金計画とゆとりのある生活のための資金づくりとを区分して、しっかりした貯蓄計画を立てることが需要です。

③家族成長・成熟期(住宅ローン返済、子供中学~大学入学時期:40、50代)

家族のライフステージとしては1番責任の重い時期にあたります。子供が成長するにつれて教育費の増加と長期の住宅ローンなど、教育資金・住宅資金の2大資金が一挙に家計を圧迫します。

家計の責任が重い分、病気や事故などの備えも必要。預貯金を増やすのが基本ですが、医療保険、奨学金制度の利用、教育ローンなどの活用を検討します。

半面、子供の教育費がかからなくなる50代前半から後半までが財形年金や個人年金などを活用した老後資金づくりの最期のチャンスです。また、住宅ローン残高が多い場合は繰り上げ返済など負担の軽減に励むことになります。

④家族円満期・老齢期(定年退職、老後の生活の時期:60代)

子供が独立し、自信の定年を迎えると、自分たちの老後の生活が始まります。住宅ローンなどの負債は退職金で一括返済するなど、公的年金をベースに不足する生活費文を貯蓄や退職金や個人年金などで補い、豊かなゆとりある生活を摩座します。将来の相続に対する準備なども必要になってきます。

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